JIS規格の板厚公差

最近、溶接パイプを内径公差でいただくことが多いです。
悩ましいのがJISの板厚公差です。
当社でよく製作するオーステナイト系ステンレス(SUS304,SUS316,SUS316Lなど)0.30ミリや0.50ミリの公差はJIS G4305(冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯)表20によると
0.30ミリの場合、±0.05(0.25~0.35ミリ)
0.50ミリの場合も±0.05(0.45~0.55ミリ)
外径公差の製品はパイテープ測定を行っています。
内径の場合は展開周長管理(公差によります)、ゲージ嵌合(マイナス公差のみ)、外径パイテープから板厚を差し引いた計算値などとなります。
板厚測定もマイクロメータ測定なので大板の場合、中央部は定かで無い所が悩ましいです。