ニッケルの溶接
ここ数日立て続けにニッケルの溶接のお問合せをいただきました。
すべて異なる業界・製品です。
依然としてニッケル電鋳の溶接も各方面からご依頼いただいております。
ハステロイやインコネル、コバール、パーマロイなどニッケル合金を含めると弊社で加工する素材としてはステンレス、チタンに続く3番目に多い材料です。
ニッケルは加工性が良く、苛性ソーダ・塩素ガス等の雰囲気では特に耐食性が良い材料です。
溶接性も良好ですが、硬度が入った材料では溶接熱によって溶接部が軟化します。
小径の板巻溶接パイプでは、溶接部に応力が集中して変形(ビードが山型に尖る)しやすいので注意が必要です。
写真はNi201容器(t0.3)です。