アルミ溶接パイプのご依頼をいただきました

アルミ溶接パイプのお引き合いをいただきました。成形ベローズ用素管として使用されます。溶接ビードの均一を考え、溶化棒無しでの突合せ溶接です。
溶化棒無しでは溶接スタート側とエンド側に割れが発生しやすく、残念ながら端部溶け落ちが条件でお請けしました。今回は中央部分の溶接合格領域を使用していだきました。検査は、ヘリウムリーク検査を行いたいところですが、溶け落ちがあり、拡大目視と浸透探傷試験で表面並び貫通割れを検査しました。

両端部の溶け落ち(ひけ)は、エンドタブを当てる、溶加棒を入れるなど対処法はあります。
材質はA5052、板厚0.3ミリでした。