ベローズ用薄肉パイプ製作事例  SUS316L t0.4 x Φ200

DSCF1366.JPG
仕様 材質:SUS316L、サイズ:t0.4×φ200×L1000
用途 成型ベローズ用素管

特徴 200Aサイズ真空用途ベローズ素管の薄肉パイプ製作事例

市販の1000ミリx2000ミリの定尺板から展開寸法を切り出し、円筒成形と溶接を行いました。
溶接条件は、材質、板厚ごとに溶接条件データがありますが、メーカーやロットにより、溶け込みや溶接ビード外観が微妙に異なります。そのため、材料ロット変化があった場合は、初品として、詳細条件を煮詰め直します。

成形ベローズ用素管は、液圧などバルジ加工を行うため、溶接部以外にも、キズや打痕が成形加工時の割れ原因になります。
キズの検査は、お客様と取り決めた仕様に基づき、実施しております。
今回は、外観目視で行いました。
製品サイズが大きく、製作時にハンドリングでキズがつきやすいのですが、各作業工程でキズ対策を講じ、細心の注意を払い、製作しました。

キズの検査は、浸透探傷試験や夾雑物測定図表を使った検査も行っております。
使用用途、ご要望に応じて取り決めさせていただいております。