SUS316 φ4チューブ隅肉溶接
仕様:SUS316 φ4xt0.8チューブ+φ6丸棒(すみ肉溶接)
用途:医療器具(未仕上げ)
手術用医療器具として使用されるチューブ溶接加工事例
0.8ミリの薄肉チューブでチューブ内面に裏波を出さない条件でした。溶接電流値やバックシールドガス、熱取り効果のある冶具を製作し、チューブ内面に溶接熱影響を与えることなく、すみ肉溶接を行いました。
丸形状の組立品は、部品同士の合わせ目に若干の隙間が出来てしまうことが避けられず、レーザ溶接では、部品の組み立てバラツキに苦慮されることがあるようです。
マイクロプラズマ溶接は指向性が良いとともに、手作業で隙間の具合を見ながら溶接棒の送り込み量をコントロールすることができます。
本件は、お客様にて仕上げ滅菌などの工程を行うので、溶接後ワイヤブラシで簡便に除去した状態でお納めしました。
受注ロット:1台
納期:材料支給後中2日