カーペンタ20cb3

お客さんからの依頼でカーペンタ20cb3という材料の溶接やけが化学研磨でどの程度落ちるかのテストの依頼があり、焼けを取る前に溶接しないといけませんので、少し調べました。
非酸化性のの酸に対して優れた耐食性をがあり、用途としては、硫酸やリン酸あるいは各種有機酸を取り扱う耐酸性が要求される箇所で使用されるようです。
Cr炭化物の析出防止にNbが含有されていますので耐粒界腐食は良好です。
溶接金属の組織が完全オーステナイトなので高温割れの危険性があるようなので
入熱量を出来る限り少なく溶接を行わないといけません。
実際アークを飛ばしてみるとアークを切ったところに割れが発生していましたので、
クレーター処理は十分に行う必要があると思われます。
まだ少しアークを飛ばしただけなので何とも言えませんが、正式にテストをしましたら
またお知らせします。
それではまた。。。