第3回ものづくり向上セミナー
製造部の山口です。
先週の7日(金)に近畿高エネルギー加工技術研究所(AMPI)で
開催されたものづくり向上セミナーに参加しました。
全三回で構成された本講習も今回で最後です。
AMPIの職員の方々の指導の下、炭素鋼の焼き入れ処理と引っ張り試験の
見学や研磨作業、硬さ測定、走査型電子顕微鏡を用いた組織観察を
行いました(画像は硬さ測定の様子です)。
研磨作業はバフ布を張った回転円盤の上に研磨面を載せる手作業でしたが、
線状痕を取り除き、傷の無い鏡面に仕上げる力加減が難しかったです。
また、講習を通して炭素濃度の違いや焼き入れの有無で結晶粒の様子や
硬さ、引っ張り強度が異なることも確認できました。
結晶粒の並びや別の粒の生成によって、材料の性質が異なることを
実際に自分の目で見ることができました。
本を読むだけでなく、自分で体験することが大切だと感じました。