三次元測定機導入
測定精度をアップさせるため、このたびハンディプローブ三次元測定機を導入しました。
当社では今まで計測できなかったことが計測できるようになり、品質保証向上に繋がります。
三次元測定機を導入することによる大きなメリットは、製品の測定精度がアップすることです。 縦・横・高さ以外に、立体の複雑な形状を測ることができます。
製品の品質管理に対しての要求が高まっている今の時代において、機械の部品を製造する際に寸法の検査や測定は非常に大事な工程です。
測定精度向上や新たな測定方法によって当社で劇的に変化した実例を紹介します。
真円度測定
三次元測定機導入前までは溶接パイプの真円度測定はノギス測定での計測を行っていた為、正確な真円度を計測することができませんでした。
三次元測定機導入後は溶接パイプの真円度を測定することができるようになりました。
組立溶接
部品単体ではノギス等で計測できていたものが、組立溶接を行い、複雑な形状になるにつれ、計測できない形状もありました。
三次元測定機導入で複雑な形状でもカメラの視野の中であれば、様々な角度から測定できるようになり、今まで測定できなかった箇所の測定が可能になりました。
勘合パイプ
内径、外径をより正確に計測できるようになり、パイプの嵌めあい精度が向上しました。
嵌めあい向上したことで薄物パイプとフランジの溶接などで隙間が無くなり、品質向上に繋がりました。
また隙間がなくなることで溶接による不良も軽減されました。
導入したハンディプローブ三次元測定機の特徴(キーエンス製)
ノギス感覚の簡単操作
ハンディタイプ三次元測定機は、現場の誰でも簡単に使えます。
ベテランに頼らず、現場での測定を正確に行うことができます。
場所を選ばない
カメラユニットは専用ポール、三脚を使って様々な場所に設置できるため、卓上、定盤上、加工機上等、幅広いシーンで測定が行えます。
環境管理された測定室を必要としない為、測定したいその場所に設置することができます。
複雑な測定ができる
カメラの視野の中にプローブがあれば、自由な角度から測定箇所にアプローチできます。
手持ち式のワイヤレスプローブで測定対象に触れる簡単な動作で、距離や角度、幾何公差などを高精度に測定できます。
まだ導入したところですので色々と情報が貯まりましたら情報紹介したいと思います。
管理番号:240702