SUS316N

森貞です。
今日は、SUS316Nにつきまして調べましたので少し書きたいと思います。
この材料は窒素入りオーステナイトステンレス鋼で、このほかに
SUS304N1・SUS304N2・SUS304LN・SUS316LN・SUS317LN等がJISで規定されており、
その窒素量の規定は0.10~0.30%です。 窒素は、耐孔食性を高める元素で、
あわせて強度も高めます。
SUS316NはSUS316に窒素を添加し延性の低下を抑えながら強度を高め材料で、
尚且つ耐食性の優れた材料です。
この材料の溶接につきまして、通常のオーステナイト系と同様の施工で問題ありませんが、
母材からの希釈により溶接金属の窒素量が高くなり、溶着金属で設定されたフェライト量が下がり
高温割れが発生しやすくなるので注意が必要との事です。
今回は実際に触ることは出来ませんでした。 
それではまた。。。