タフピッチ銅の溶接テストを行いました

製造部の山口です。
先日、タフピッチ銅(C1100)の溶接テストを行いました。
C1100は微量の酸素を含むため、溶接を行うと水素と反応し、水蒸気が発生します。
この水蒸気が溶接部から放出できずにブローホールやピットといった
欠陥を引き起こしてしまいます。
テストを行った際もピットが発生したので、色々と溶接条件を変えてみたのですが、
上手く改善できませんでした。
材料によっても良し悪しはあるのですが、基本は溶接に不向きな材料です。
銅の溶接テストに力を入れているので、なんとか安定して溶接出来るよう、
引き続き頑張っていきます。
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